ペキニーズは体重3.2~6.4㎏、体高15~23cmの中国原産の犬種です。
ペキニーズは1000年以上の歴史が確認できるとても古い犬種でありパグやシーズー、狆のルーツであるとも言われています。
ペキニーズの元となった犬は、チベットの僧侶が飼育していたチベタンスパニエルという犬種であると言われています。
様々な交配を重ね、伝説に登場する神聖な獅子の風貌に近づけ、宮廷で門外不出の犬として寵愛を受けていました。
特に有名なのが「モータン(牡丹)」と言う名前のペキニーズです。
西太后の葬儀には、柩を墓に導く先導の役割を果たしたことが知られています。
中国三大悪女として有名な西太后ですが、実は大の犬好きだったとの説があり、自ら犬種改良も研究していたとか…。
そして時代は流れ、1857~1860年のアヘン戦争の際、イギリス軍が5頭のペキニーズを持ち帰り、その中の1頭がビクトリア女王へ献上され、ヨーロッパで人気を博しました。
ペキニーズの名前の由来は、中国の都市である北京(Peking)からとられています。(現在は北京を英訳化するとBeijingです)
原産国の中国ではペキニーズとは呼ばれず、京巴(ジンパー)という名称で呼ばれています。
ペキニーズの特徴
ゆっくりと歩く姿、鼻ペチャのお顔が特徴のペキニーズ。
四肢はしっかりとしていますが、実はゆっくり歩く姿は宮廷から逃げ出さないように、敢えて故意的に作出されたと言われています。
ですので、運動量は少なめである犬種です。
また、鼻ペチャで愛らしいお顔からもわかるように、暑さや湿度の変化に敏感な犬種です。
暖かい季節に差し掛かったら、できるだけ涼しい場所で生活を送らせてあげましょう。
ペキニーズのカラー
クリーム
ゴールド
レッド
ブラック
ホワイト
サーブル
ブラック&タン
グレイ
など
ペキニーズの性格
マイペース
プライドが高い
大胆
負けず嫌い
ペキニーズの性格は、マイペースでプライドが高いと言われています。
そのため、猫のような性格と表現されることも多い犬です。
飼い主さんにずっとベッタリと甘えている子が少なく、自分の好きな時に好きな場所で甘えてくることが多いでしょう。
また、愛らしい見た目に反して、勇敢で負けず嫌いな面も持ち合わせています。
自分が愛する家族や自分自身にトラブルが起きそうな場合は、毅然と威嚇し立ち向かいます。
ペキニーズがなりやすい病気
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。