ポメラニアンは、体重1.5~6.0kg、体高13~28cmというドイツ原産の小型犬です。
ドイツとポーランドの間にあるポメラニアン地方にちなんで、ポメラニアンと言う名前になりました。
祖先となる犬は、元々は大型のサモエドでしたが、後にジャーマンスピッツへと派生し、さらに小型化され、現在の大きさになったことから、世界的にはツヴェルク・スピッツ(小さなスピッツ)として知られています。
ポメラニアンの歴史の中で特に有名なのが、愛犬家であるヴィクトリア女王に、非常に愛された犬種であったこと。
ヴィクトリア女王が、ポメラニアンを輸入、ブリーディングし、小型化への改良を行ったことで、世界的に知られる現在の大きさのポメラニアンに近づくように拍車がかかったと言えます。
さらに、かの有名なタイタニック号にも乗船していた犬でもあります。
近年ではデカポメというワードも聞きますが、ポメラニアンにはタヌキ顔とキツネ顔がおり、タヌキ顔のポメラニアンは比較的小さめであることに対し、個体差はありますがキツネ顔のポメラニアンは、先祖のスピッツの名残を残していることから大きく成長することもあるでしょう。
ポメラニアンの特徴
ポメラニアンの特徴は、なんと言ってもモコモコの毛玉のような愛らしい姿です。
被毛は、アンダーコートとオーバーコートを併せ持つ、ダブルコートです。
よって、換毛期には大量の抜け毛が起こりますので、この時期には特に念入りなブラッシングが必要となります。
ポメラニアンの毛は一定の長さまでしか伸びないことから、カットよりも日々のグルーミングが大切になってきます。
ポメラニアンのカラー
オレンジ
ブラック
クリーム
ホワイト
ブラウン
レッド
クリーム
セーブル
ブラック・アンド・タン
ブラウン・アンド・タン
スポット
ブリンドル
マール
など
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ポメラニアンの性格
好奇心旺盛
活発
勇敢
友好的
縄張り意識が強い
ポメラニアンは、飼い主や家族への愛情が非常に強く、忠誠心が高い犬です。
よって、飼い主さんと離れるとどうしようもなく不安になってしまうこともありますので、一人でのお留守番には訓練が必要です。
また、縄張り意識が強く、勇敢であることから、些細な音でも敏感にキャッチし警戒、威嚇します。
そのため、無駄吠えに繋がってしまうこともありますので、子犬の時からしっかりとしたしつけを行いましょう。
小さな体に対し運動量は多めを好むことから、散歩や遊びは大の得意です。
しつけも遊びと交えながら行うと喜んで行います。