北海道犬

北海道犬は、体重20.0~30.0kg、体高46~52cmの日本原産の犬種です。
日本犬は全6種存在しますが、北海道犬はその中の1つの犬種です。
北海道犬の元となる犬は本州にいた土着犬で、今から1万5千年ほど前に相当する縄文時代の初期、縄文人が北海道へ一緒に渡った犬とされています。
そして、北海道の先住民であるアイヌ民族に飼育され『セタ』と呼ばれ狩猟犬として働いていました。そのため、北海道犬はアイヌ犬と呼ばれていた時代もあります。
アイヌ民族の狩猟はヒグマやエゾシカなどの大型の獣であることが多く、とても危険でした。
また、寒さも厳しく、これらの条件を全てクリアするような強い個体が求められました。
そのため、北海道犬は中型犬でありながらも大型犬以上のたくましさを備えた犬であると言えます。
このようなことから、気性が荒く獰猛であるというイメージが湧きやすいですが、実は現在では某携帯電話のCMに雇用されたことから人気が高まりつつあります。
その犬は、ソフト〇ンクのCM内でお父さん役で出演しています。皆さんも見かけたことがあるのではないでしょうか?
凛々しいお顔立ちですが、他の日本犬と変わらない愛くるしい表情をしていますよね。
しかし、北海道犬は日本全体でも登録数が少なく、7000頭程度しか存在しないのではないかと言われています。また、年間の新規出産登録数も600頭程度しか確認できないことから希少であると言えます。
日本古来の純粋な日本犬、これからも守っていきたいですね。

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北海道犬の特徴

北海道犬の特徴は、ピンと真っ直ぐに立った三角の耳、厚いダブルコートです。
寒さが厳しい条件で生活していたため、豊富なアンダーコートと硬く長いアウターコートの被毛を持っています。
そのため、暑さに弱い犬種であることから、飼育環境に気を配ってあげる必要があります。
また、狩猟犬であることから運動量も多めです。
飼い主さんと共に行動することを好むので、一緒にアジリティなどにチャレンジしてみましょう。

北海道犬のカラー





胡麻
狼灰
など

北海道犬の性格

警戒心が強い
怖いもの知らず
忠実
北海道犬の性格は、飼い主に対しては非常に忠実です。
しかし、他の人間や動物には警戒心が強く、敵対心をみせることもあります。
また、怖いもの知らずで、野生に近い素質を持っている犬種です。
そのため、子犬の頃からのしっかりとした訓練やしつけを行うようにしましょう。

北海道犬がなりやすい病気

 
 
 
 
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。

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