ボーダーコリーは、体重12.0~20.0kg、体高46~56cmのイギリス原産の犬種です。
ボーダーコリーは、8世紀~11世紀に海賊によりスカンジナビア半島からイギリスに持ち込んだ犬が祖先と考えられています。
ボーダーコリーの祖先の犬はトナカイなどの牧羊犬として使役されていました。
そして作業能力が重視され、他の犬種との交雑が繰り返されていた背景から、外観やサイズの統一性が欠けていました。
そのことから、スタンダードの登録が遅れることになってしまい、犬種名としてボーダーコリーという名が採用されたのは1915年になってからでした。
牧羊犬はそれまで、対象動物を吠えて追い立てたり、かかとを咬むなどを行って家畜を制御することが主でしたが、ボーダーコリーはそれらを行わず、姿勢を低くして今にも飛び掛からん姿勢で羊をにらみつける気迫で家畜を制御する新しいスタイルとして注目を浴びました。
また、知能が高いことでも知られているボーダーコリーは、人間で置き換えると2歳~5歳程度の知能を持っていると言われています(他の犬種は2歳~3歳)。
このようなことから、牧羊犬としてのワーキングドックのみならず、家庭でも愛される犬種として世界中でファンが増えたと言っても過言ではないでしょう。
ボーダーコリーの特徴
ボーダーコリーの特徴は、運動能力の高さ、知能の高さです。
飼い主さんと共にディスクドック競技やアジリティ競技に出場することも可能です。
知性が高い分、個体ごとの知能の高さに合わせた遊びをしてあげないと退屈してしまう恐れがあります。
また、運動量も多い犬種であることから、1日2回、1時間程度の運動が必要になります。
ボーダーコリーのカラー
ブラック&ホワイト
レッド
チョコ
ブルー
セーブル
など
ボーダーコリーの性格
運動能力が高い
知能が高い
聡明
忠実
ボーダーコリーは知性溢れる犬種です。
そのため、しつけや訓練は行いやすい犬種であると言えるでしょう。
しかし、知性が高い分、人をみる目もシビアです。
飼い主さんが甘やかすことばかりをしていると、立場が下になってしまうこともあり得ますので、しっかりとリーダーシップをとって生活をしてあげましょう。
ボーダーコリーがなりやすい病気
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。