アラスカンマラミュートは、体重34.0~43.0kg、体高56~66cmのアメリカのアラスカ州原産の犬種です。
アラスカンマラミュートの祖先犬は定かではなく不明ですが、アラスカ北西部の海岸地方にあるノートンサウンドで暮らしていたエスキモーのマラミュート族が飼育していた犬であったとされています。
マラミュート族に飼育されていた犬たちは、そり引きを行い、狩猟や漁業で活躍しており、大変重宝されていました。
しかし、18世紀に入りアラスカに金が見つかりゴールドラッシュにより、白人が大量に押し寄せました。
これらの人々による娯楽のための賞金を懸けた犬ぞりレースが開催されるようになり、レースに特化し勝てる犬を作る名目の元、異種交配が盛んに行われてしまうことにより、純粋な血統のアラスカンマラミュートは激減し、絶滅の危機に瀕してしまいます。
しかし、19世紀初期に犬ぞり愛好家によって純粋な血統のアラスカンマラミュートが発見され保護活動が行われます。
1933年に行われたリチャードバード提督による南極探検の旅では、そり犬として選出されるまでになります。
そして、第二次世界大戦の頃には、寒さに強く屈強な体を持つアラスカンマラミュートは大変重宝されて、軍用犬として使われるようになりました。
意外にも原産国であるアメリカで最初に登録されたのは、1935年のことです。
アラスカンマラミュートの特徴
アラスカンマラミュートの特徴は、シベリアンハスキーと似通った姿でありながらもひと回りほど大きな体です。
体全体の筋肉はたくましく、成人男性でも引っ張られれば転んでしまうこともあるでしょう。
また、運動量が非常に多く必要な犬種で、1日2回2時間の運動を最低でも行うようにしましょう。
アラスカンマラミュートのカラー
ライトグレー
グレー
ブラック
セーブル
レッド
ホワイト
など
アラスカンマラミュートの性格
やんちゃ
親しみやすい
忠実
楽観的
アラスカンマラミュートは見た目から怖いと思われがちですが、実は親しみやすい性格をしており、楽観的な明るい性格をしています。
とくに成犬になるまでは、やんちゃな面もあり、愛らしいパートナーとなるでしょう。
しかし、力がかなり強いので、本人は遊びのつもりでも人間にとってはハードで怪我をしてしまうことも。
そのため、子犬のころから適切なトレーニングを行うようにしましょう。
アラスカンマラミュートがなりやすい病気
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。