ドーベルマンは、体重32.0~45.0kg、体高61~72cmのドイツ原産の犬種です。
ドーベルマンの歴史は意外にも浅く、19世紀末にドイツ在住であった、カールフリードリヒルイスドーベルマン氏が作出した犬種です。
カールフリードリヒルイスドーベルマン氏は、税金徴収官の仕事を行っており、多額の現金を常に持ち歩くことから、強盗などから身を守るために警備犬の必要性を感じたことがきっかけと言われています。
ドーベルマンは、ジャーマンピンシャーをベースにジャーマンシェパード、ロットワイラー、ワイマラナー、マサチューセッツテリアなどを掛け合わせ、見た目だけで人々に威圧感を与える風貌の犬になりました。
そして、ドーベルマンは護衛犬としての役割をしっかりと果たしながら、時には愛情深き家庭犬として、訓練をすれば飼い主の指示をしっかりと聞く猟犬として評判が良かったことから、人気が高まります。
知能の高さ、運動能力の高さも相まって、世界各国にて警察犬、軍用犬として採用されました。
日本には1930年頃に軍用犬として大量に輸入され、活躍したとあります。
戦後にはアメリカでも家庭犬として、たくさんの家族に受け入れられました。
現在でも世界各国で愛される犬種で、とくに軍用犬、警察犬、麻薬探知犬、番犬、盲導犬などの幅広い分野で活躍しています。
ドーベルマンの特徴
ドーベルマンの特徴は、艶やかでなめらかな被毛です。
また、体自体は細身ですが、全体的に筋肉質であること、美しく速く走ることから、犬のサラブレッドと言われています。
ドーベルマンには、実はヨーロピアンタイプとアメリカンタイプの2つのタイプが存在し、アメリカンタイプの方がやや小ぶりな体格をしており、家庭犬向けであると言われています。
ドーベルマンのカラー
ブラック
レッド
ブルー
イザベラ
など
ドーベルマンの性格
活気がある
警戒心が強い
おそれ知らず
従順
ドーベルマンは元は警備犬として作出された犬です。
そのため、警戒心が強く、敵とみなしたものには勇敢に立ち向かいます。
ただ、飼い主さんには従順で心強い家族の一員になることでしょう。
しかし、子犬の頃からの適切なトレーニングはやはり必須です。
飼い主さんがきちんとリードして生活を共にしてあげましょう。
ドーベルマンがなりやすい病気
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。