ラフコリー

ラフコリーは、体重18.0~29.0kg、体高51~61cmのイギリスのスコットランド原産の犬種です。
日本では『名犬ラッシー』のモデルとなった犬種で有名です。
コリーと呼ばれる犬種にはボーダーコリーやスムースコリーなどもいますが、単にコリーと呼ばれた場合はラフコリーを指すことが多いです。
ラフコリーはスコットランドの北部のハイランド地方の山岳丘陵地帯にいた犬種で、数百年に渡り牧羊犬として活躍していました。
1860年代、大変な愛犬家で有名なビクトリア女王は、スコットランドで見かけたコリーたちを大層気に入り、スムースコリー2頭を連れて帰ります。
王族が飼育している犬種に注目が置かれるのは珍しいことではなく、スムースコリーもそのような対象になりました。
そして民衆の注目は、スムースコリーより穏やかで落ち着いているとされるラフコリーにも集まるようになり、広く認知されるようになりました。
ラフコリーはボルゾイと交配され、改良を加えられ、現在のスッと伸びた鼻、しっかりとした長い脚などの美しい姿を獲得しました。
その後、1870年代に入ると茶色と白の毛色がの人気が高まり、ラフコリーはアメリカにも渡るようになります。
そして2000年代に入ると『名犬ラッシー』の物語で人気を博し、上流階級のみならず一般家庭にも賢く、優しく、優秀な犬として迎えられるようになりました。

目次

ラフコリーの特徴

ラフコリーの特徴は、山岳丘陵地帯などの気温が低い場所にいたことがわかるボリュームのある防寒に優れた被毛です。
そのため、ダブルコートの犬種であり、換毛期には抜け毛が多くなります。
美しい被毛を保つためにも、毎日のブラッシングを丁寧に行ってあげましょう。

ラフコリーのカラー

セーブル
トライカラー
ホワイト
ブルーマール
など

ラフコリーの性格

聡明
優しい
穏やか
友好的

ラフコリーは『名犬ラッシー』のイメージ通り、賢く優しい性格をしています。
また穏やかな性格の個体も多く、他の犬とも友好的な関係を築きあげます。
そのため、多頭飼いや子供がいる家庭でもお互いを良きパートナーとして生活を送ることが可能です。

ラフコリーがなりやすい病気

 
 
 
 
犬の病気情報は、姉妹サイト・わんきゅうで解説しています。

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